【Jetson nano】LXDEを入れてメモリの消費量を抑える

はじめに

公式から提供されているOSイメージを使ってセットアップすると、Ubuntuデスクトップがプリインストールされています。

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お馴染みのUbuntuデスクトップ

慣れ親しんだUIで使い勝手は非常にいいのですが、結構負荷がかかってしまいます。

何かと重い処理をさせがちなJetson君、普段使いではSSH接続するのでそこまでリッチなデスクトップ環境がいらないJetson君なので、軽量デスクトップの代名詞「LXDE」をインストールしてメモリ負荷の軽量化に取り組みたいと思います。

参考ページ

www.zaferarican.com

環境

$ uname -r
4.9.201-tegra
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description:    Ubuntu 18.04.5 LTS
Release:    18.04
Codename:   bionic

手順

前提

デスクトップ環境を入れ替えるので、念のためSSH接続ができるようにしておきましょう。

UbuntuデスクトップをLXDEに入れ替え

すでにインストールされている環境を削除

sudo apt remove --purge ubuntu-desktop

次に、lxdmディスプレイマネージャをインストール

sudo apt install lxdm

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どのディスプレイマネージャをデフォルトにするかのポップアップ

このようなポップアップがでるので、lxdmを選択して続行

もともと使われていたデスクトップマネージャ「gdm3」をアンインストール

sudo apt remove --purge gdm3

LXDEをインストール(自分の環境ではすでにインストールされていました)

sudo apt install lxde

そして再起動

sudo reboot

LXDE環境で起動できました。htopでメモリの消費量を調べたところ、約1GBくらいでした(リンク先では400MGくらいにできるとありましたが残念・・・)

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解像度良すぎて全然見えませんね

最後に

LXDE環境に変更することで起動も軽くなったような気がします。